石橋は壊して渡れ 一寸先はきっとハッピー
昨日のできごと。
わたしの愛する関ジャニ∞の永遠のセンターボーカリスト、渋谷すばるの主演映画
味園ユニバース、を見てきました。
※PCから上のリンクに飛ぶと大音量であンのっころはぁっと歌い始めるので気をつけてください。
あえて関ジャニ∞の、と先に言ったかって、これを書いておかないと本気で忘れてしまいそうだからです。
彼が、アイドルグループの一員であるということを。
※こちら映画の内容のネタバレを豊富に含みます。
これから見る方は注意してください。はっきりしたことは書いてないけどちっちゃな仕草とか流れはしっかり書いちゃってるので。
音楽映画としても、人間臭さを描いた映画としてもオススメできる映画でした。興味がない方もお暇があればぜひ見て欲しいです。
まず映画の感想、というか終わったばかりの時の気持ち。
わたしは途中までいったい誰の映画を見ていたのだろうか。
と、思ったのが正直な感想。
誰かが誰かを演じているように見えなくて。
いや見た目は渋谷すばるなんだけど。
なんか、これは渋谷すばるの見た目をした誰かの人生をカメラ回して撮らせてもらってたのかな?と思うくらいの。
この話の鍵は主題歌でもある「記憶」。
前半。記憶が無く、初めて見た者のことを親と思うヒヨコのような目でカスミ(二階堂ふみちゃん)に逆らえなくて、なにか拾うたびにチラッて見て許可を得たら嬉しそうにポッケに宝物をしまい込むポチ男。
これはうん、文句なしに可愛らしかった。
中盤。記憶が戻り、カスミの言葉を忘れて記憶をなくす前に向かおうとしていた場所へ向かう茂雄。
このね、記憶の戻り方がすごく自然。最近テレビドラマの方でも記憶が戻っていくドラマ見ているんだけど、大げさなアクションもなくスッ、という音が聞こえるような記憶の戻り方をしていて、これがたまらなく良かった。
自ら押し殺した記憶ではなく、外傷により飛ばされた記憶が戻る時にはこういう表現があるのかとひとり感動してました。
頭抱えてうわああってなるのも嫌いではないです念のため。
そして後半。態度が一変。カスミが考えたくなかったこと。あんなに可愛かったポチ男くんはクズなアラサー男子に逆戻り。
それでも折れないカスミ。わたしたちには検討もつかない情報網を駆使して殺されかけた茂雄を助けるカスミ。どうやって運んだかわかんないけど味園ユニバースへ運び込むカスミ。最後まで泣いたり喚くこともなくただただ諭すだけですべての判断を茂雄に委ねたカスミ。カスミかっこいいよカスミ。あんな10代いない。
ここまでに一度も渋谷すばるは出てきませんでした。
そして最後のライブシーン。
自分で決断した茂雄がステージにやってきた。
いや、茂雄・・・ここからはもう、渋谷すばるだった。
今まで映画を見ていた、という記憶をすり替えられる。その笑顔、声、動き、すべてわたしが先日東京ドームで見た記憶のある彼だ。
してやられた。これは渋谷すばるの映画だった。
気づいたときには映画は終わっていた。
友達は「最初から最後まで渋谷すばるのための映画だった」と話していて、これ最初わたしは同意していなかったのだけど、こうやって文字にしてみたら最終的に同じ感想になると気づいた。
グループで活動しながらソロ活動で外に出ていく人は、総じて「グループに何かをもって帰れたら」と言う。彼ももちろんそう言っていた。
最初は不安で、昔からずっとバンドやりたいとか一人ズレた発言をしたり何か馴染んでいない雰囲気を出していたりしていたから。
もう帰ってこないんじゃないか、とも。
でも、常に彼はどこに言っても自分のグループのことを話して、関ジャニ∞と書かれたTシャツでオランダで歌い叫び、ソロツアーにはメンバーが見に行って決して繋がりが断ち切れることがなくて。
こんなに愛が深いグループを好きになれたわたしは幸せ者だなぁって心から思いました。
早く渋谷すばるがポチ男としてポケットに入れて持って帰ってきたモノをグループで爆発させてください。
あ、パンフレットは絶対見る前には読まない方がいいかも。ドキドキしたい方は特に。
渋谷の映画館の展示。愛感じます。
今日の色はもう赤ですね。赤でしかない。彼ほど赤が似合う男はいない。
スーツも赤なら良かったのに、と思ったけどダメだ赤犬と被っちゃうんだ。
皆さん、2回目も見に行きましょうね。
主題歌もよろしくお願いします(画像が出ないのがジャニーズの残念なところ。ジャケットの目力にやられて欲しかった